作品集「糸を分ける」の出版記念展*。
展覧会 / 作品集のタイトルである「糸を分ける」は「紛れる」の「紛」という漢字を偏と旁に分け、文にしたものです。この展覧会の中で3名の美術家は、「オブジェクト (作品) 」を設置する展覧会ではなく、既存の床、備品、什器等を作品の中の構成要素とし、周囲の環境を取り入れ、巻き込みながら、一見すると作品本体が確認出来ないように見える空間の中に、 作品が紛れているという状況をギャラリー内部に作りました。「オブジェクト (作品) 」ということから離れ、作品の構造の中に、必然的に周囲の環境が組み込まれた状態を作ることで、 一個の独立した作品の在り方ではない、ゆるやかに外部へと繋がっていく関係性が、3作家の作品の異なるプレゼンスによって提示されました。(NADiff:プレスリリースより抜粋)
「間と間の間」の開催期間中は、作品集とともに、店内に「紛れ」た3名の作家による作品が展示されました。